2025年11月20日(木)
北陸工場見学を開催しました。
2025年11月19日~20日、北陸工場見学を開催。約20名の会員が参加しました。
株式会社小林製作所様 見学会訪問レポート
株式会社小林製作所様(石川県白山市)の新工場「水澄工場」を訪問し、
Team KOBAYASHI のものづくりとDXの進化を体感しました。

同社は半導体製造装置や工作機械メーカー向けカバー、さらにはバスの運賃箱など
多様な製品を手掛け、板金・溶接・塗装まで一貫した体制を構築しています。
特に溶接部門では女性比率が高く、働きやすい環境づくりも印象的でした。

小林製作所様の強みは、社内納期5日・納期達成率100%という圧倒的な生産力。
その背景には、独自開発の生産管理システム「Sopak-K」と、究極のトレーサビリティを
実現するカメラシステム「Sopak-C」が大きく貢献しています。
Sopak-Cは同社の社長である小林靖典代表取締役が2007年に開発を行ったシステムで、
過去に撮影した映像を高速検索・高速再生できることが特徴。
現在は3工場で約300台のカメラが稼働し、遠隔管理・工程分析・根本原因解明に
活用され、生産性は20%向上し、不良率も継続的に低下しています。
自社開発AIによるスケジューラーや工程設計と組み合わせることで、多品種少量・超短納期を
可能にする“次世代のものづくり”が実現されていました。
今回の見学会は、現場のものづくりとDXが融合した同社の強さを実感する貴重な機会となりました。
澁谷工業株式会社様 訪問レポート
石川県金沢市に本社を構える 澁谷工業株式会社 様を訪問し、同社が展開する最先端技術と幅広い事業領域について見学させていただきました。

今回の見学では、主力であるボトリングシステムをはじめ、再生医療分野、レーザー加工機など、高付加価値分野へ広がる事業内容についてご説明いただきました。特に印象的だったのは、飲料向け無菌充填システムと高速搬送技術です。高い衛生管理と生産効率を両立する技術力は非常に高度であり、大量生産の現場を支える同社のエンジニアリング力の高さを実感しました。

長年培われてきた搬送・制御・自動化技術が、飲料分野だけでなく、再生医療やレーザー加工機など新たな市場へ展開されている点にも強い魅力を感じました。こうした高付加価値性の高い幅広い事業展開こそが、「世界のトップを走る技術」という同社の理念を体現していると感じました。各事業が単独ではなく、コア技術を横断的に活用しながら発展している点も、澁谷工業様ならではの強みだと感じます。
見学時には、女性社員の皆様が丁寧に説明を行ってくださり、参加者からの質問にも分かりやすく対応いただきました。最先端技術だけでなく、現場の温かさや企業文化にも触れることができ、大変有意義な見学会となりました。
YKK AP株式会社様 訪問レポート
富山県黒部市の YKK AP株式会社 様を訪問し、「YKK AP技術館」と「30ビル」の見学をさせていただきました。

YKK AP技術館では、創業から現在に至るまでのものづくりの歴史や技術進化について学びました。アルミ建材や窓づくりを通じて、日本の住宅性能向上に挑み続けてきた歩みは非常に印象的であり、単なる製品開発ではなく、“社会課題の解決に挑戦するものづくり”であることを強く感じました。製品展示や技術解説からは、品質へのこだわりや現場改善の積み重ねが伝わり、日本の製造業の底力を改めて実感しました。
また、30ビルでは執務室も見学させていただきました。自然光や空気環境を活かした設計、社員同士がコミュニケーションを取りやすい空間構成など、働く人の健康と快適性に配慮されたオフィス環境は非常に先進的で、“人を中心に考えた建築”を体感する貴重な機会となりました。自然環境との調和を重視した空間づくりは、これまでに経験したことのない新しいオフィスの形であり、大変感動しました。
今回の見学を通じ、YKK AP様が技術力だけでなく、「働く環境」や「人」を大切にする企業文化を持つことを深く理解することができました。
株式会社スギノマシン様 訪問レポート
ウオータージェット技術のパイオニアとして知られる株式会社スギノマシン様(本社:富山県滑川市)を訪問し、工場見学と製品技術・会社の取組みについてご説明をいただきました。

同社は、「水圧式チューブクリーナ」の開発を原点に、
「切る」「削る」「洗う」「磨く」「砕く」「解す」 の6つの「超技術」を追求し続ける、
老舗の産業機械メーカーで、2026年には創業90周年を迎えます。高圧水を利用した独自技術は、
自動車・航空機・医薬・化粧品・エネルギー機器・インフラなど、幅広い産業で重要な役割を果たしています。

また、2023年からはサステナビリティ方針を明確化し、女性活躍推進、障がい者雇用、
グローバル人材の育成 など、ダイバーシティ経営にも積極的に取り組んでおられます。
富山で主要技術のほとんどを生み出し続ける“地域密着型のものづくり企業”である点も印象的でした。
見学会では、杉野岳 代表取締役社長より、創業から現在に至る技術発展の歩みや、
今後の取り組みについてご説明をいただきました。
さらに、ウオータージェット切断の実演体験 と、アブレッシブジェット加工(超高圧水と研磨材による熱影響ゼロの切断技術) のデモを間近で見学。
金属が瞬時に切断される迫力と、その精度・安全性の高さは非常に印象深いものでした。

