一般社団法人ものづくりなでしこ（事務局：東京都台東区東上野1－14－5、ユーエムビル8階、株式会社NCネットワーク内、代表理事：渡邊弘子＝富士電子工業株式会社 代表取締役社長）は2025年6月3日、東京都千代田区のイイノホール＆カンファレンスセンター４階で第十回通常総会を開催しました。加藤勝信財務大臣らご来賓11人、会員73人（いずれも懇親会のみを含む）の計84人が参加しました。

10年目を迎える25年度の活動テーマは、「しなやかでしたたかな価値創造」。 

今年度の具体的な活動内容は、8月29日にEXPO 2025 大阪・関西万博のウーマンズパビリオン「WA」スペースにて、「ものづくりなでしこ国際フォーラム」を開催（参加者予定80人）。この「ものづくりなでしこ国際フォーラム」を通じて、日本のGDPを伸ばす為の前向きなディスカッションを内外に発信したいと考えています。また、秋には北陸での工場見学会（参加者予定30人）、26年1月27日に東京で新年会（参加者予定80人）をそれぞれ予定しているほか、ウェブでBOURGEON会員向け事業承継セミナーを年2回（参加者予定20人）行います。このほか、関東でBOURGEON会員リアル交流会（参加者予定10人）を行う予定です。これらイベントを通じ、会員相互の連携や交流を促進するとともに、会員企業と業界の継続的な発展につなげます。 

また、25年度の理事は前年度と変わらず、以下の10人体制となります。

代表理事＝富士電子工業株式会社（大阪府八尾市）の渡邊弘子代表取締役社長

副代表理事＝日本電鍍工業株式会社（さいたま市北区）の伊藤麻美代表取締役社長

副代表理事＝昭和電気鋳鋼株式会社（群馬県高崎市）の手塚加津子代表取締役社長

理事・会計監査役＝小松ばね工業株式会社（東京都大田区）の小松万希子代表取締役社長

理事＝海内工業株式会社（横浜市緑区）の海内美和代表取締役社長

理事＝株式会社井上鉄工所（埼玉県上尾市）の井上裕子代表取締役社長

理事＝株式会社太陽堂封筒（東京都新宿区）の吉澤和江代表取締役社長

理事＝アルファ電子株式会社（福島県天栄村）の樽川千香子代表取締役社長

理事＝株式会社岡部マイカ工業所（福岡県中間市）の岡部紗代子副社長

理事＝株式会社トミナガ（高知県高知市）の島田佐代営業部兼マーケティング部部長

総会に引き続き、公正取引委員会取引部の亀井明紀企業取引課長が2025年5月16日に国会で成立した「下請法の改正について」をテーマに講演を行いました。下請法改正の背景や改正事項の概要など、参加者に大変わかりやすく説明をいただき、中小企業の割合が多い当会において、有意義な講演会となりました。また、その後の質疑応答では、会員から活発な意見が述べられ、会員企業の現場が直面している問題に対し真摯に耳を傾けてくださる様子も印象的でした。

続いて会員PRに移り、2025年1月にサポーター会員として入会した、株式会社KAMAMESHI（東京都大田区）の小林 俊 代表取締役社長が登壇。日本製鉄株式会社発のスタートアップ企業として2023年8月にKAMAMESHIを起業。同年10月から日本製鉄から出向という形で、同社の代表を務められています。 

事業内容は、製造業の現場が直面している「設備老朽化」の課題に対し、設備の故障が発生している企業と予備品提供可能な企業を横断的に繋ぐ、会員制プラットフォームを構築。会員制の製造業企業向け設備部品ECサイトの運営と設備保全コンサル・作業代行、設備保全の指導教育が主な業務との事でした。 

ものづくりなでしこは、2025年度、会員企業の皆様と企業の付加価値向上に努め、しなやかで強い会社を目指し活動いたします。