2024年3月13日、東京工場見学会を開催。約20名の会員が参加しました。

NIPPON GALLERY TABIDO MARUNOUCHI　訪問レポート

日本の新たな価値を生みだす、共創・発信スペース、NIPPON GALLERY TABIDO MARUNOUCHI を見学しました。

NIPPON GALLERYは2018年6月にオープンした、日本の文化コンテンツのデジタルアーカイブを推進し、情報発信と価値創造を協創する拠点です。NIPPON GALLERY を運営するTOPPANは1997年から文化財のデジタルアーカイブに取り組んでいます。

NIPPON GALLERYの正面エントランスを入ると高さ2.7m、幅13.5mの高精細なLEDウォールが表現する美しい日本の風景が我々をお出迎えしてくれました。VRシアターでは全長14.5m、解像度12KのLEDカーブビジョンで、リアルでは見ることのできない距離や視点から、日本の貴重な文化財をその場で見ているかのような没入感で楽しみました。そのほかにも「未来の観光案内所」をイメージした「ツーリズムギャラリー」や、視覚・聴覚・触覚、嗅覚をコンテンツとして表現する「コンテンツ感性コミュニケーションゾーン」、メタバース体験ができる「フューチャーワールド」など様々なコンテンツを体験しました。

印刷業という業種を飛び越え、未来を創るIT企業へと進化を続けるTOPPAN。我々が見ていた「未来」はもうすぐ近くにあるようです。

株式会社浜野製作所様　訪問レポート

プレス・板金の技術を礎に、現在はハードウェア・スタートアップ企業の開発支援を行う株式会社浜野製作所様（東京都墨田区）を見学しました。

浜野製作所様は墨田区の八広に本社工場を含め5つの工場を構えます。本社工場の二階には、アイデア・構想段階から設計・プロトタイプ開発、そして量産化までを支援する開発拠点「Garage Sumida」を2014年に創設。主に、スタートアップ企業や、新規の事業開発を目的とした大手メーカーが訪れる場所になっており、浜野製作所様の経験豊富な現場の職人や設計者が開発支援に携わっています。

今回、ものづくりなでしこも、このGarage Sumidaのオープンラウンジで、浜野社長の講演をお聞きしました。確固たる経営理念と存在意義をベースに、社員の皆様が活躍しやすい環境と働きやすさを実現する新たな町工場のカタチについて、浜野社長の講演は二時間ノンストップで行われました。参加者の皆様にとって、得るものの多い貴重な時間になりました。