2023年10月11~12日、大阪・京都工場見学会を開催。約30名の会員が参加しました。

三陽工業株式会社様　訪問レポート

動力伝達機器の設計・製作・販売およびサービス・輸出入をされている、三陽工業株式会社様（大阪府箕面市）を見学いたしました。三陽工業様は1961年遠心クラッチの輸入販売からスタートし、現在ではお客様のニーズに基づく開発で製品の幅を拡大、お客様仕様に合わせた特殊ブレーキや遠心クラッチなど動力伝達部品を手掛けています。

昨年新設された社屋は、社員が生き生きと働く環境・顧客サービスの向上・内と外がつながる、といった想いを込め作られました。自然光が入る明るい執務室、テラス付きの食堂、従業員の要望をかなえたジム、秘密基地のような会議室や、運用開始前の託児所も整備されていました。

当日は食堂のテラスで昼食をいただきました。青空の下、自然に囲まれ食事ができる環境に感動するとともに、たくさんの思いの詰まった素晴らしい社屋に憧れを抱きました。

富士電子工業株式会社様　訪問レポート

ものづくりなでしこ代表理事、渡邊弘子社長が代表を務める、富士電子工業株式会社（大阪府八尾市）を見学しました。富士電子工業様は、高周波誘導加熱装置の設計・製造・開発、および部品の受託加工をされています。自動車・工作機械・建機メーカーなどに納入しており、海外との取引実績も多くございます。

7年前より導入しているFD-ioT（富士電子工業のIoT）は予知保全や装置の可視化を行い、お客様のラインを止めない取り組みがされていました。

また、働く環境整備、福利厚生の充実にも力を入れています。出産に伴った自社独自の子供手当の支給や、有給にプラスした育児休暇、最近では全社員を対象に支払い開始から15年間、奨学金返済支援を行う手当を開始されました。これらの取り組みの成果として、社員の定着、離職者の減少に結び付いているとのこと。先を読んだ技術開発とともに、それを伝承する重要な人材を大切にしている会社でした。

　　

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株式会社プロト様　訪問レポート

産業用や工業用の試作品づくりのプロ集団、株式会社プロト（京都府京田辺市）を見学しました。プロト様はアルミ鋳造から加工まで一貫生産を行い、各種工業用部品の製作を専門に行っています。小ロットの試作品だけでなく、量産・アセンブリ、そして最終製品の量産化までトータルにカバーできるのが特徴です。BtoC向けには完全オーダーメイド受注生産で鉄鍋の製造・販売もされています。

昨年新設された社屋は青空とコーポレートカラーのブルーが映え、砂型鋳物を扱っているにも関わらず、床はピカピカ。鋳造工場という概念を覆す、明るくきれいで風通しの良い工場でした。

「現状に満足せず、より優れたものを作る」確立した技術やノウハウだけにとどまらず、常に時代の先端であり続けようという姿勢の下、創業20年未満にも関わらず、国内外の様々な試作に挑戦され、発展を続ける姿に感銘を受けました。

HILLTOP株式会社様　訪問レポート

多品種・単品・夜間無人加工を実現しているHILLTOP株式会社（京都宇治市）を見学しました。HILLTOP様は元々量産の仕事を行っていましたが、世代交代のタイミングで試作を始め、今やアルミ加工のプロフェッショナル集団です。

多品種少量生産では段取りも長く、人によるばらつきがありましたが、今では工程や手順、顧客情報全てをデータ化し、無人工場にて一貫した製品生産を行っています。

装置開発ではワンフロアオフィスにて創作意欲が刺激される空間となっており、広々とした社員食堂では温かい食事をとることができます。

また『HILLTOP relaxation～ヒルリラ～』という施設では、業務時間内にマッサージの施術を受けることができる環境が整えられていました。 「楽しくなければ、仕事じゃない」この言葉のとおり社員が楽しく、生き生きとした雰囲気で仕事が進められる会社でした。