2023年1月26日(木)
2023年新年会を開催しました
91人が参加、前中小企業庁長官の前田泰宏日本総研特任研究員が「経済システムの変革と100年経営」と題し講演
一般社団法人ものづくりなでしこ(事務局:東京都台東区東上野1-14-5、ユーエムビル8階、株式会社NCネットワーク内、代表理事:渡邊弘子=富士電子工業株式会社代表取締役社長)は2023年1月26日、東京都港区の六本木ヒルズ森タワー49階で新年会を開催しました。リアル参加75人、オンライン参加7人に来賓9人を加え91人が参加しました。
懇親会に先立ち、前中小企業庁長官の前田泰宏一般社団法人日本総合研究所会長室特任研究員が「経済システムの変革と100年経営」と題して基調講演を行いました。
前田氏は「経済成長、産業活動を優先して進めてきた結果、内部ではコンプライアンスやメンタル、外部では気候変動や生物多様性などの問題が生じ、矛盾の中で生きている」と指摘。今後、経済成長を続けるには「発想を逆転し、ESG(環境・社会・企業統治)投資の重視や人材の流動化を図らなければならない」と強調しました。
発想の逆転について、具体的に「ネットワーク効果は地域社会との共存共栄、リスキリング(学び直し)は奉公・修行、コンプライアンスはお天道様は見てる、メンタルは家族主義、気候変動は足るを知る、生物多様性は自然との共生だ」と、日本の伝統文化に相通じるとの見方を示しました。
さらに、精神的な豊かさを求めるSBNR層が欧米で増えていることに触れ「日本やアジアの文化・価値観・美意識に関心が寄せられている。世界の市場は日本化している。世界の経営は日本化しつつある」との見解を示しました。長寿企業については「世界の100年企業の6割は日本にある。1868年の明治維新、1945年の敗戦、2022年、2100年と77年サイクルで節目があると考えれば、いまが経営者の勝負の年だ。新しい市場が日本に近づいてきており、次の77年も生き残ろう」と檄を飛ばしました。
講演後は会員PRに移り、サポーター会員の株式会社ファストブレイク(東京都江東区)の森勝雄代表取締役が、23年3月創刊予定のものづくり女子応援情報誌「HATARAKIBITO(働き人)」(会員制の定期情報誌で年4回発行、税込みで1冊990円)を紹介しました。森氏は「企業力向上には女子力アップが欠かせず、多くの人に読んでほしい」と話しました。
続いてサポーター会員の株式会社NCネットワーク(東京都台東区)の内原康雄代表取締役社長が「23年は月5回の工場見学会を予定している。ものづくりなでしこ会員の皆様もぜひ参加してください」と、工場見学会の参加を呼びかけました。
懇親会は、ご来賓を代表して、人事院 公務員研修所長(前近畿経済産業局長) 米村 猛 様、経済産業省 中小企業庁 事業環境部 取引課課長 鮫島 大幸 様、経済産業省 製造産業局 素形材産業室 室長 沼舘 建 様にご挨拶をいただき、経済産業省 製造産業戦略企画室/ものづくり政策審議室 室長 伊奈 友子 様の乾杯のあいさつで盛大に開催いたしました。
ご臨席いただいたご来賓一覧
自由民主党 参議院議員 大田 房江 様
自由民主党 参議院議員 松川 るい 様
自由民主党 元内閣府大臣政務官 前衆議院議員 長尾 たかし 様
人事院 公務員研修所長(前近畿経済産業局長) 米村 猛 様
経済産業省 中小企業庁 事業環境部 取引課課長 鮫島 大幸 様
経済産業省 製造産業戦略企画室/ものづくり政策審議室 室長 伊奈 友子 様
経済産業省 製造産業局 素形材産業室 室長 沼舘 建 様
東京大学 公共政策大学院 客員教授(安倍内閣当時の内閣総理大臣補佐官)長谷川 榮一 様
前中小企業庁 長官(一般社団法人日本総合研究所 会長室特任研究員)前田 泰宏 様
経済産業省 中小企業庁 事業環境部 取引課課長補佐 全 未来 様
取引最適化研究所 課長補佐(指導担当) 細井 利洋 様
以上