2020年1月21日(火)
2020年新年会を開催しました
ものづくりなでしこ(事務局:東京都台東区柳橋1-4-4、ツイントラストビル8階、株式会社NCネットワーク内、代表幹事:渡邊弘子=富士電子工業株式会社代表取締役社長)は2020年1月21日、東京都港区の六本木ヒルズ森タワー49階で新年会を開催しました。85人が参加しました。
懇親会に先立ち、株式会社ウイル(岡山県岡山市)の山口陵子代表取締役とオサカダツール株式会社(岡山県美作市)の牧明奈代表取締役社長がそれぞれ「西日本豪雨災害での体験と学んだこと」と題して講演を行いました。
2018年7月の豪雨によって岡山県の中小企業が2810億円もの被害を受けました。山口氏は、岡山がこれまで水害と闘ってきたことをスライドで示しながら、「浸水しても家は残ると勘違いしていた」と話しました。「報道機関に任せず、自ら状況を発信していくことが風評被害を避ける」と述べ、当事者の自助努力による情報発信の必要性についても言及しました。
続いて牧氏が、おかやまローカルアソシエイト(Ola)による被災地支援について、「とても心強かった」と話しました。多くの政府関係者が視察に訪れたことについては「直接、訴えることができた」と感謝の意を示しました。そのうえで「災害時には自助、共助、公助の連携をとることが重要」と強調しました。また、「事前の備えをすれば防げることがある」として、国の事業継続力強化計画認定制度や、中小企業防災・減災投資促進税制を紹介しました。ものづくりなでしこは2019年10月、岡山県ものづくり女性中央会との間で災害時における連携・支援協定を締結しています。
講演会の後、2019年秋の台風19号によって浸水被害に遭ったオグラ金属株式会社(栃木県足利市)の小倉乃里子取締役副社長に、ものづくりなでしこの渡邊弘子代表幹事から義援金が手渡されました。
引き続き、板金製品メーカーの株式会社小林製作所(石川県白山市)の小林靖弘専務取締役、一般社団法人日本イグジットプランナー協会を設立したコンサル業の株式会社STRUQTURE(東京都)の金子智彦代表取締役がそれぞれ企業PRを行いました。
お迎えした来賓の皆様は、長谷川榮一内閣総理大臣補佐官、福田達夫衆議院議員、前田泰宏中小企業庁長官、松本真太郎経済産業省素形材産業室長、佐藤二三男中小企業庁事業環境部経営安定対策室長、亀井明紀中小企業庁事業環境部取引課長、林揚哲中小企業庁創業・新事業促進課課長、川崎萌子中小企業庁事業環境部取引課企画係長、伊奈友子内閣官房企画官内閣広報室、及川勝全国中小企業団体中央会事務局長。ご一緒に懇親会を盛大に行いました。