ものづくりなでしこは2019年1月23日、東京都港区の六本木ヒルズ森タワー49階で新年会を開催しました。当日は78人が参加しました。

三井化学株式会社　参与　越部 実 様　講演レポート

懇親会に先立ち、三井化学株式会社の越部実参与（元代表取締役副社長）が「日本の未来と女性活躍～我が身を振り返って」と題して講演を行いました。越部氏はまず自らを振り返り「妻のキャリア（キャビンアテンダント）を捨てないように、夫婦でよく話し合うべきだった。妻の忍耐・努力と知恵で成立していた生活と猛省している」と、奥様への感謝を述べました。そのうえで、大企業の女性へのインタビュー結果を示し、「給与・処遇が違う」「組織の安定性を重視し過ぎ」「仕事の役割・責任がはっきりしていないのでテレワークができない」「成果主義を徹底してほしい」といった不満の声を紹介しました。日本人の考え方・文化を変えるために「高齢社会ではなく、長寿社会と呼ぼう」「人間の価値判断基準を年齢から成果・能力・やる気に」「男性も女性も同じライフスタイル（生活基盤）上で評価されるべき」「個人の幸せの積算が全体の力や幸せになる」「若者の将来像が描ける日本に」「働ける長寿者の収入の仕組み再構築」などを提言しました。

会員ＰＲの場・懇親会　実施レポート

今回、初めての取り組みとして、製造業に関わる方々はもちろんのこと、サポーター会員の皆様にとっても価値のある場になるよう、「会員ＰＲの場」を開催しました。

会員に向けて自社製品・サービスや技術等をＰＲするということで、2社・各15分ずつ発表頂きました。

まず「弱いお肌の、強い味方に」をミッションとして石鹸、入浴剤、シャンプー・リンスなどを製造・販売する株式会社マックス（大阪府八尾市）の大野範子代表取締役社長、続いて岩盤やコンクリート構造物の粉砕に使われるチゼル・耐衝撃工具を製造するオサカダツール株式会社（岡山県美作市）の牧明奈取締役がそれぞれ企業PRを行いました。

続く懇親会は、安藤久佳中小企業庁長官、前田泰宏中小企業庁次長、西垣淳子中小企業庁経営支援部小規模企業振興課長、茂木正中小企業庁長官官房総務課長、岡本繁樹経済産業省素形材産業室長、伊奈友子経済産業省消費経済企画室長兼物流企画室長、太田房江参議院議員を来賓に迎え、盛大に行われました。当日、松川るい参議院議員も駆けつけてくださり、貴重なお言葉をいただきました。