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2020年8月26日(水)

第五回勉強会&意見交換会を開催しました

2020年8月26日(水)第五回勉強会と意見交換会、並びに座談会を開催、今年は新型コロナウイルスの影響に鑑みて、初めてリアルとオンラインの2種類の手段で開催。リアルでは、大阪のリーガロイヤルホテルにて約30名、オンラインでは約20名の参加者様にお集まりいただきました。

勉強会では株式会社 STRUQTURE 代表取締役 金子 智彦様に「事業承継アンケート」の結果をもとにご講演いただきました。意見交換会ではグループディスカッションの形式で、参加された会員様の新型コロナウイルスの対策事例などを中心に、意見を交わされました。

 

◆株式会社STRUQTURE 代表取締役 金子 智彦様 講演 レポート

株式会社STRUQTURE 代表取締役 金子 智彦様には、以前ものづくりなでしこ会員を対象に実施した「事業承継アンケート」に関して、その結果報告を頂きました。

まずアンケートを実施した背景として、統計に現れない事業承継に関する課題を掘り起こし会員企業間で共有するためだと説明されました。

 

アンケートは個人・業務・財務・リスク/法務関係など項目ごとに集計されており、16件の有効回答を得ていました。

特に、経営者の8割が「自分が不在でも経営を回していく事ができる」と回答していたこと、顧客集中度のデータから、1社に取引を依存しすぎていなかったことなどに驚かれていました。

その他、具体的な回答を見ていくと「引き継ぐ際に最も困難だったこと」としては「資金繰り」の声が多かったほか、最後の質問「会社を経営するにあたり最も大切にしてきたことは何ですか」に対しては「従業員」という回答がほとんどを占めており、会員の皆様の経営姿勢を窺い知ることができました。

 

金子様は総括として、全体を通して様々なことに着手している企業が多く、事業承継の準備は進んでいるようだとの見方を示されました。

 

◆座談会

壇上に株式会社キメラ 藤井社長、富士電子工業株式会社 渡邊社長、株式会社フュージョン 國武社長、アルファ電子株式会社 樽川専務の4名にて座談会が行われました。

ファシリテーターは日本電鍍工業株式会社 伊藤社長でした。

 

テーマは「コロナ禍での各社の取り組みの共有」ということで近況報告が中心となりました。

感染の広がりは地域によってばらつきがあったものの、未曽有の事態を迎える中、各社が手探りでも従業員を守るために様々な対策を考え、実行に移していたのは共通していました。

具体的には検温や消毒の徹底の他、國武社長はアプリを活用して社員同士の連絡網を整備したことを紹介されました。樽川専務は、自社内で危機管理委員会を組織したうえで、施設消毒と休憩時間をずらし、4月から一部で自宅製造もしていると紹介されました。

 

業績状況を伺うと、売上は各社とも下降気味ではありましたが、打開策を模索している事例が紹介されました。

藤井社長はFacebookを活用したりYouTubeを活用したりしたことのお話のほか、もともと北海道という土地柄、WEB会議使用歴は長いということも話されました。

渡邊社長もYouTubeを活用しているとのことで、紙の資料より分かりやすいと評判を得たこと、新規引合を4件取れたことを報告されました。また今後は動画を外国語にも翻訳していきたいと意欲を見せました。

コロナだからと諦めず、従業員のため・会社のためを考えて懸命に動く経営陣の姿勢が感じられた座談会でした。

 

 

◆意見交換会

休憩をはさんでからの意見交換会では、講演と座談会の内容を踏まえてコロナ禍の近況報告・事業承継課題の取組みについてグループを分けて話し合いました。

近況報告では、突然の事態に直面して感染対策に追われたり、ウェブに慣れない世代の社員へオンライン導入サポートに対応したりといった事例が挙げられました。また先の座談会のように、コロナで売り上げが落ちた一方で溜まっていた開発案件にじっくりと取り組むことが出来たというお話もありました。

 

事業承継問題では、つい最近会社を継ぐことになった参加者の体験談や、突然会社を継ぐことになってしまった場合に備えた準備をどう進めていくかという意見が挙げられました。

それぞれが抱えた問題をグループ内で共有し、お互いにアドバイスを出し合い、解決のヒントにつながった様でした。

 

その後、リアルでのご参加の方のみ懇親会を開催し、経済産業省 近畿経済産業局 製造産業課長 八田 明洋 様を来賓に迎え、ご挨拶を頂きました。今まで立食スタイルだったものを着席とし、感染防止に配慮したうえで執り行われました。

今回、オンラインとリアルを組み合わせた初の取り組みとなりましたが、全体としてほぼ滞りなく進行することができました。