ものづくりなでしこ（事務局：東京都台東区柳橋１－４－４、ツイントラストビル8階、株式会社NCネットワーク内、代表幹事：渡邊弘子＝富士電子工業株式会社代表取締役社長）は2018年6月12日、東京都港区の六本木ヒルズ森タワー49階で第3回通常総会を開催。105人が参加しました。

18年度は、交流事業・教育事業としまして以下を予定し、日本のものづくりの一層の発展に寄与してまいります。

情報発信事業としまして、WEBサイトのリニューアル及び活動レポートの充実、またものづくりなでしこのブランド価値を高めることを目的にノベルティの制作と販売を行い、ものづくりなでしこを積極的に発信していきます。また、会員に向けて定期的に経済・景気・金融等の情報配信を行い、国際的な政治・経済情報を捉える強固な会社基盤の構築に向けサポートしていきます。

幹事には新たに株式会社アスリート（熊本県菊池市）の國武裕子代表取締役を選任しました。前年度からの幹事9人は留任し、以下の10人体制となります。

このほか総会では、第二期の活動報告として、以下会員の皆様に発表いただきました。
・2017年4月開催｢横浜工場見学会（株式会社JMC・日産自動車株式会社横浜工場）｣は海内工業株式会社の海内美和代表取締役社長
・2017年8月開催｢第二回意見交換会in関西（テーマ①：経営と子育ての両立、テーマ②：事業承継｣は株式会社センショーの堀内麻祐子代表取締役
・2017年10月開催｢兵庫工場見学会（株式会社ダイセル播磨工場・網干工場）｣はオサカダツール株式会社の牧明奈取締役
・2017年11月開催｢九州工場見学会（株式会社オジックテクノロジーズ・株式会社三松、株式会社矢野特殊自動車）｣は新熱工業株式会社の大谷直子代表取締役
・2017年12月開催｢勉強会in大阪（テーマ：人財採用・人財育成・ダイバーシティ経営）｣は株式会社ヒューテックの藤原多喜夫代表取締役
・2018年3月開催｢勉強会in東京（テーマ：事業承継）｣はヨシワ工業株式会社の吉野かおり総務部総務課主任
・2017年11月から開催されている｢経済産業省主催女性リーダー育成推進事業｣は日本濾水機工業株式会社の橋本美奈子代表取締役社長

総会に引き続き、株式会社NCネットワーク（東京都台東区）の内原康雄代表取締役社長が「人財が切り開く製造業の未来」のテーマで講演を行いました。内原社長は「優秀な社員を確保し、他社と差別化を図るには、ブランド力を高めて戦略経営を行う必要がある」として、「人財教育の核はブランド力」であることを強調しました。HILLTOP（京都府宇治市）、しのはらプレスサービス（千葉県船橋市）、オグラ金属（栃木県足利市）などの例をあげながら、ブランドを構築するためには「社員がプライドを持って仕事をすることと、マーケティング力を身につけることが大事であり、社員教育が重要」と指摘しました。また、「社長が輝きを持って発信し、世界に広げるのがブランディング」とトップの役割の重要性に言及しました。日本の製造業については「世界が日本の製造技術を必要としており、世界のR&D拠点になろう」と呼び掛け、「中小製造業はものづくりの喜びが実感できる素晴らしい世界」であり「人、品質、義理・人情、５Sを大切にし、常にカイゼンが続く経営なら生き残れる」と中小製造業に檄を飛ばしました。

その後、経済産業省の岡本繁樹製造産業局素形材産業室長、経済産業省の伊奈友子商務・サービスグループ消費経済企画室長兼物流企画室長、経済産業省の古谷野義之経済産業政策局経済社会政策室産業人材企画調整官、一般社団法人日本工業炉協会の小林太郎会長、日本金属熱処理工業会の原敏城会長、全国中小企業団体中央会の及川勝事務局次長兼総務企画部長らを来賓に迎え、懇親会を盛大に行いました。
また、二次会には長谷川内閣総理大臣補佐官、松川参議院議員が駆けつけてくださり、大変貴重なお言葉をいただきました。